4地震に備えよう 2避難生活の備え

災害時には物流が止まり、コンビニやスーパーで必要なものが買えないことがあります。自宅での避難生活に備えて、備蓄品を確保しておきましょう。

循環備蓄(ローリングストック)

循環備蓄(ローリングストック)は、日常的に食べている日持ちのする食品や生活用品を少し多めに買い置きし、期限の近いものから消費しながら、少なくなる前に買い足しておく備蓄の考え方です。日常生活のなかで、無理なく備蓄しておきましょう。

  1. 日持ちのする食品・生活用品を少し多めに買い置き
  2. 期限の近いものから日常のなかで消費
  3. 足りないものをときどき確認
  4. 買い足しながら備蓄をキープ

トイレの備え

災害時には排水設備の破損等によって、トイレが使用できなくなる可能性があります。食事は少しの間我慢できたとしても、トイレを我慢するのは困難です。各家庭で携帯トイレ等を用意しておきましょう。

携帯トイレ

携帯トイレは、袋の中に排せつし、吸水シートや凝固剤で水分を安定させ固めます。既存の便器に袋を取り付けるもので、在宅避難時は自宅の便器を使用します。便器が破損している場合は簡易トイレを組み立て、取り付けて使用します。

使い方

①便器にごみ袋と便袋(黒いビニール袋等)をかぶせる
②排せつ後、凝固剤や消臭剤を入れる(①と②は、製品により前後する場合あり)
③便袋の口を固くしばり、ごみ回収まで自宅で保管する

簡易トイレ

段ボール等を組み立てて使用するタイプです。通常の洋式トイレのように座って使用できます。

し尿ごみ袋

災害時はごみの収集も通常どおりには行えない可能性があり、収集が再開するまで自宅で保管する必要があります。 小さい袋と大きな袋に入れて二重にする等工夫が必要です。

POINT
過去の災害では、トイレに行く回数を減らすため、水や食事を控えたことで、体調を崩した人もいました。

水の備え

上水道が止まってしまった場合を考え、備えておきましょう。

飲料水

1人1日3リットルを目安に、1週間分以上を用意しましょう。

生活用水

手を洗ったりする水も必要です。清潔なフタ付き容器にくみ置きしておくのもよいでしょう。

給水用タンクやバケツ

給水車や給水拠点で水をもらう場合には給水用タンク等が必要です。持ち運びしやすい小さめサイズを複数個用意しておくといいでしょう。

災害時給水ステーション(給水拠点)

断水した場合には、災害時給水ステーション(給水拠点)が開設され、水を受け取ることができます。水を入れる清潔な容器を持っていきましょう。

震災対策用応急給水槽(1,500立方メートル槽)

  • 区立戸越公園(豊町二丁目1番30号)
  • 林試の森公園(⽬⿊区下⽬⿊5丁⽬37番)
  • 区立しおじ公園(八潮五丁目6番)

小規模応急給水槽(100立方メートル槽)

  • 都立八潮高等学校(東品川三丁目27番22号)
POINT
災害時には、給水ステーションのほか、避難所でも応急給水を実施します。配水場所等は、区からの広報等で確認してください。