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  3. 地震発生!そのときどうする?

2地震発生!そのときどうする? 5隣近所と助け合う

過去の災害を見ても、個人の努力だけですべてに対応することはできません。いざという時に一番の助けになるのは隣近所等、地域の方々です。自分の安全が確保できたら隣近所と助け合って災害を乗り切りましょう。

基本
  • 隣近所に声をかけ、安否・状況を確認する
  • 助けが必要な方がいた時は、隣近所と声をかけ合い対応する

防災区民組織への協力

災害時は防災区民組織が地域で安否確認等の応急活動を行います。火災や家屋の倒壊、負傷者等を発見したら、防災区民組織に知らせ、初期消火や救助・救護活動等、命を守る活動に協力しましょう。

隣近所とのつながり

災害時にはいつもと違う困りごとも多く発生します。隣近所との連携を密にし、困っている人はいないか声をかけて助け合いましょう。

  • 隣近所へ「大丈夫ですか?」等と安否をたずね、被害の有無や支援の要否を確認する
  • 自分や家族だけで解決できない困りごとがあれば、隣近所へ支援を求める
POINT
隣近所との交流は、災害が発生してから始めるものではありません。日常的にあいさつをする等、顔の見えるお付き合いをしましょう。日頃の交流が災害時にも大きな力になります。

過去の事例に学ぶ 阪神・淡路大震災では…多くの人が身近な人に救助された

阪神・淡路大震災では、地震で倒壊した建物から救出された人のうち約6割が友人・隣人、家族に助けられました。
大きな災害が発生した時、地域のみんなで助け合い、命を守ることが大切です。

阪神・淡路大震災における
倒壊家屋からの救助活動の主体
出展:日本火災学会『1995年兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書』

過去の事例に学ぶ 東日本大震災では…支援を必要とする方がたくさんいた

東日本大震災では、60歳以上の高齢者の死亡者数は全体の約60%、また障害者の死亡率は総人口の死亡率の約2倍となったというデータがあります。
隣近所に高齢者や障害のある⼈等、⼀⼈では避難するのが難しい方がいる場合には、できるだけ声をかけて避難支援をしましょう。

年齢階級別死亡者数
障害者の死亡者率

出展:(左)内閣府『平成25年版 高齢社会白書』 (右)内閣府 「第37回 障がい者制度改革推進会議」参考資料

  • 原典は『ノーマライゼーション2011年11月号』