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- 大雨・台風が接近!そのときどうする?
2大雨・台風が接近!そのときどうする? 3危険な場所から早めに避難
区から「避難情報」が発令された場合、または周りの状況から危険が迫っていると判断される場合は、危険な場所からの避難を開始します。
避難先を決める
災害発生のリスクのある危険な場所から離れ、安全な場所へ移動する「立退き避難」が考えられます。また、避難場所等への移動がかえって危険な場合等は、上階へ移動する垂直避難を行います。状況に応じた移動をするようにしましょう。避難 先は、下図の4つの避難先が考えられます。

区の避難場所に行くことだけが避難ではありません!
風水害4つの避難先
- 区が開設する避難場所・自主避難施設へ立退き避難
- 安全な親戚・知人宅へ立退き避難
- 安全なホテル・旅館へ立退き避難
- 屋内安全確保
「3 つの条件」が確認できれば、浸水 の危険があっても自宅にとどまり安全を確保することも可能
- 洪水時に家屋が頑丈で流出・倒壊等のおそれがない
- 浸水深より居室は高い
- 水がひくまで我慢でき、食べもの・飲みもの等の備えが十分
- 土砂災害の危険がある区域では立退き避難が原則
避難の要否とタイミングを判断
区から発令される避難情報から、「避難の必要」と「避難するタイミング」を判断します。ただし、急激な天候の悪化により危険だと感じたら自らの判断で躊躇せず避難しましょう。

安全に避難する
激しい風雨の中での避難行動は危険です。安全な避難行動をとりましょう。
早めの避難
- 浸水する前に、早めに避難
- 逃げ遅れないよう隣近所で声をかけ合い、早めに避難
- 自力で避難するのが難しい人に声をかけ、浸水前に一緒に避難
- 車で移動するときは浸水前に行う(浸水でエンジンがかからなくなる危険)
動きやすい服装
- 動きやすい服装
- 荷物はリュックで最低限なものだけ
- 長靴は厳禁(水が入ると重くなり、 動きにくくなる)
- 長い棒を頼りに移動

河川等に近づかない
- 河川や水路等に近づくと、風にあおられたりして転落する危険
- アンダーパスは通らない
無理な避難はしない
- ひざ程度の浸水で歩行困難
- 流れる水の中の移動は、足元がすくわれ危険
- 水面下は障害物が見えづらく危険
- 強風の中での避難も危険

避難に遅れたら
- 屋外へ移動するのが危険、緊急安全確保が発令された等、安全な避難ができない時には、冷静に状況を判断し、最善の行動を選択をする
- 土砂災害の場合は、直ちに、少しでも崖から離れた部屋に退避したり、近所の頑丈な建物に緊急的に移動して命を守る
- 洪水等や高潮の場合、直ちに、自宅の最上階等、少しでも浸水しにくい高い場所に移動したり、自宅よりも高くて頑丈な近所の建物へ緊急的に移動する
いろいろな避難を考える
一人ひとりの体や心の状態や特性に合わせた避難を行いましょう。
介護が必要で自力の避難が難しい、ペットを飼っている等、様々な事情が考えられます。避難のタイミング、場所、方法、持参するもの等を事前に考えておきましょう。
自力での避難が難しい方
- 家族と一緒に早めに避難する
- 隣近所等、地域の方の力を借りて早めに避難する
- 安全な上階に垂直避難または浸 水しない上層階に留まる
一人だと不安な方
- 安全な親戚や知人の家に行く
- 早期に区が開設する「自主避難施設」へ避難する
介護の必要な方
- 日頃から利用している介護施設のショートステイを利用する
- 安全な親戚や知人の家に避難する
- 安全な上階に垂直避難または浸水しない上層階に留まる
ペットがいる方
- ペットに慣れている親戚、知人宅に避難する
- 区の避難場所へ行く場合にはケージ、フード、ペットシーツ、薬等必要なものはすべて持参する
POINT
- 区の避難場所で は、飼い主とペッ トは別々の部屋で過ごします。